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南條範夫・山口貴由「シグルイ(1)」

シグルイ 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)

南條範夫・山口貴由「シグルイ (1) 」を読了。ネットで「オモロイ漫画は無いかいの?」とウロウロすることがあるんですよ。どうせ読むなら面白い作品のほうがいいでしょ。自分で探すとなると苦労が多い。でも、ネットはいわゆる集合知が魅力なわけで、これを使わない手はない。しかも、漫画だと気軽に感想を書けるので専門学術ネタよりも情報量は多いんだよね。だから利用したと。おっと、これは言うまでもないことだけど、情報の真贋は自分で見極めないとだめだよ。TVは漫画やアニメやゲームやネットのせいにしたがるけど、ああいうのは誰も信じてないから。リアル社会では「何をグチャグチャ言うてるねん。やったのはお前。だからゼ〜ンブお前のせい」になっちゃうんだからね。責任を自分で負う以上、見極めも自分でやるしかない。お金で人を雇ってやらせる手もあるけど、まあこれは別の話だね。悲しいけど、コレ戦争なのよね。

はい、思いっきり脱線しました。復旧します。ガチャンギーガチャン、ボンボン。懐かしのタイムボカンチックなSEで復旧をアピールです。さて、「シグルイ」の感想でしたね。まあそういうわけで(どういうわけや)、どうやら「シグルイ」が面白いらしいということが判明。もちろん発掘したのはシグルイだけではなくて「おおきく振りかぶって」と「ムダヅモ無き改革」と「ハチワンダイバ−」、そして「へうげもの」を発掘。普段漫画雑誌を読まないので発掘力に問題を抱えている私を強力にサポートしてくれたネットのみなさんありがとう。また脱線してるな(笑)。

徳川家光の弟が出てくるから、「シグルイ」の時代設定は江戸時代初期。戦国時代を経験した武将は減っているとはいえど、まだまだ当時を知る老将が健在だった時代。江戸時代は平和すぎるくらい平和な時代でした。戦闘階級が支配しているのにも関わらず、時が経つにつれて「尚武の風」が形骸化してしまうという皮肉な時代。そのおかげで明治維新の時にアップデートし損ねた藩はてんやわんやになっちゃったのだ。その点「シグルイ」の頃はまだまだ「武」がリアルなものとして意識されていた時代のはず。漫画には描かれてはいないけど、そういう時代の空気があったことを意識できれば、がぜん面白さは増すんじゃないかな。いや、知らなくても面白い作品でしたけどね。ただし、人によってはグロくてご飯に影響するシーンが少なからずあるのでご注意を。ホルモン焼きを目の前で焼いてる時に「これは牛の腸やで〜」とか言われても平気な人はOKだと思います。ほんまにおるんですよ。いちいち部位が牛のどこに該当するかを説明しながら焼く奴。もうそんなん言わんでもええっちゅうねん。困ったものです。やれやれ。

とりあえず確かなことは、刀は切れる(斬れる)ということ。どれくらい切れるかといえば、腕の1本くらいなら切り落とせちゃうわけだ。お腹にブスリと喰らったら、致命傷になることは言うまでもない。結果として、切られた腕は(当時の技術では)つながらない。事後の処置が適切なら命を落とさずに済むけど、無くなった腕は元に戻らない。考えるまでもなく当たり前のことなんだけど、作者のリアルすぎるくらいリアルな描写でこれでもかと提示されると、改めて気づかされた気持ちになってしまう。そうだよ、刀は危ないんだよ。腕比べの大会ごときで命を張る必要性がどこにあるんだよ。木刀でいいじゃないか。今の日本人がややもすると忘れがちな「刀のヤバさ」を教えてくれる漫画だね。よくぞ廃刀令を出してくれた。明治の日本人はエラかった。それに比べて・・・長くなるので以下省略。

あいにく1巻しか読んでいないので、中途半端に終わった感じがぬぐいきれません。「シグルイ」は大人買いして一気読みするのが正しい読み方なんじゃないかな。あいつとこいつの因縁がどうなったら、ああいうことになっちゃうのか。きっとあいつも介入してくるのだろう。あの子の存在も大きいに違いない。面子やら野望が渦巻く中で何がどうなるかを早く知りたいものです。

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野武士旅団
このページは野武士旅団のコンテンツです。運営者(ウンエイモノ)は大和46サンチ(もしくは藤原源平)。趣味は読書と旅行。読書スタイルは濫読。旅行は貧乏旅行。旅の相棒はホンダのスーパーカブ90。座右の銘は「格好なんて後からついてくるもんだ」 投資はやってない。元本も保証しない。特価0円の裏には何かあると考えちゃうタイプ。セールス電話を問いつめちゃう人なので、2度目にかかってくることはまずない。
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