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自他ともに認める経済音痴な私が池上永一「シャングリ・ラ」を読んでおります。県立図書館で借りてきた本です。来年GONZOがアニメ化するそうす。その噂を聞きつけたのが読むきっかけです。自身初の池上本です。ここまで書けばお分かりですね、実質炭素は分かりましたが、経済炭素のくだりで頭がクラクラしてしまいました。炭素の循環ビジネスとは何ぞや。誰も損をしないなんてことが可能なのか。大切なのは減らすことであり、帳簿的にマイナスすることに何の意味があるのか・・・なんて具合です。香凜の炭素を循環させるビジネススキームに関しては卒倒してしまった。分からないままだと気持悪いので、私なりに調べて・考えてみました。
実質炭素
実際に輩出する炭素。産業・機械・人間が輩出する炭素。経済炭素に対する「元本」に該当。
経済炭素
概念としての炭素。実質炭素に課される削減目標の「利子」に該当。借金の返済が滞ると利子が増えるのと同じく、削減計画が進まないと経済炭素がふくらむ。経済炭素が増えると炭素指数やその他もろもろが上がる。上がると経済的にマイナス。概念的なものだから市場で取引の対象になる。
ヘッドリース
占有したままで頭をリース=頭を取り替える=所有権だけを変えること。通常のリースが、所有しない状態から始まるのに対して、ヘッドリースは自分が所有している物をリースの対象にできる。Aが持つ経済炭素の所有権をBに譲渡する。Aは経済炭素を所有したまま。結果的に所有権がBで占有がAという状態になる。BはAに対して定められたリース料を定められた期間支払う。
つーことで、香凜のビジネスモデルはこうなりますかね。相手国の経済炭素を引き受けて手数料をいただく。所有権者=削減義務者。合わせて炭素指数が下がる前に相手国市場の株を仕込んでおき、指数が下がり株価が上昇した時に仕込んだ株を売り抜ける。引き受けた経済炭素は市場で削減権利を購入してチャラにする。購入資金は手数料と株の売却益。空中炭素固定化技術を確立して世界をリードする日本が、裏経済炭素(削減義務の反対、削減権利)を大量に保有している。日本のような削減義務のない国から権利を購入して義務を相殺する。相手国は炭素指数が下がり、関税・税金も下がるので経済が活発化する。経済が順調だから支払いは滞らない。
見込みはあるけど借金が重しになっている相手から、一時的に借金の重しを取り去ってやる。身軽になった相手は成長を遂げる。成長した相手は借金を楽に返すことができる。産業の目処が立たない国は見込みがないので対象外。
息子が高利貸しから借りた借金を親が立て替えてやり、立て替えた分を高利貸しよりは低利で返済させるようなものかな。実際は親だから利息は取らないと思うけどね。
なんか違うような気もするけど、今のところ128ページまでしか読んでいないことを言い訳にしておこう。