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「今知っておきたい●●の情報」は、とあるWEBサイトで見かけたキャッチコピー。意味としては「最低限知っておくべきであり、もし知らないとしたらアナタはマズイ状況にある」くらいのものか。一見すると、ややお節介が過ぎるものの、親切心からでた言葉に思える。実際は「今知っておきたい●●の情報」は「今知って欲しい●●の情報」に他ならない。雑誌等に書かれているキャッチコピーには、アプローチの違いにより幾種類かに分類できる。ストレートに心に響く言葉、迂遠ながら心に染みる言葉、そして人の不安をあおり立てる言葉である。「今知っておきたい●●の情報」は最後の不安をあおるに該当する手法だ。「不安産業」という言葉があるくらいで、人々の不安は飯の種になるのだ。ここ数年、転職系の広告が増えているのも同じ理由だ。将来が見通せないな時代だからこそ、人々を不安に駆り立てることでニーズを掘り起こそうという魂胆なのだ。昔から形を変えて連綿と続く手法であるが、いつの時代にも引っかかる人が一定数存在する。同時に絶対に引っかからない人も同じく一定する存在する。「引っかかる」といっても将来に何があるか分からないので、結果的に正しい選択になる可能性は否定できない。しかし、仕掛けている側の魂胆は、将来を見越してのアプローチではなく、誰の心にも潜む不安をあおることに他ならない。さて、あなたはどちら側の人間ですか?
こういう聞き方をすると、たいていの人は「私は引っかからない方の人間だよ」と答えますね。かくいう私はベストコンディションなら引っかからない側ですが、油断してたり疲れてたりすれば引っかかる側に回りがちです。だから即決で申し込みを行わないようにしています。とりあえず持ち帰り、一晩寝てから結論を出すようにしています。やれやれ。
たぶん「不安をあおる100の方法」みたいなマニュアルがあるんだと思うよ。「振り込め詐欺」にだってマニュアルがあるのだから、ある程度洗練された不安便乗商法にマニュアルが無いはずがないのだ。